子供服から小物まで 手芸の楽しみいろいろ

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みなさんは何か趣味をお持ちですか?

私は手芸が好きで月に一度、教室に通っています。

もともと子供服を作ったり、入園グッズを作ったりとソーイング自体は好きでしたが

本格的に手芸を「趣味」とするようになったのは子供達の幼稚園にあった手芸部に入部したのがきっかけでした。

小物製作を中心に少しづつ色々な技法を習っています。

教室で習うこと以外にも、自分で本を見ながらいろいろなものを作って楽しんでいます。

手芸といっても切り口や手法はさまざま。

今回は私の趣味全開!

大好きなソーイングの世界をご紹介します。

子供服作り

子どもたちが小さい頃はワンピースやスカート・パンツ・ブラウスにTシャツ・・

色々なものを作りました。

特に片貝夕起さんの子供服の本が大好き。

子どもらしいけれどさっぱりとした可愛らしさが際立つデザイン

裏まできれいに仕上がるように設計されているパターン

それでいて、とても丈夫なのです。

“既製品のような完成度”といううたい文句は誇張ではありません。

手作りなのに手作りに見えない仕上がりに感動すること間違いなし!

書籍も何冊か出されていますがどれもおすすめです。

サイズ展開も幅広く、男の子・女の子にも使えるパターンも多いため汎用性があるのも魅力です。

お人形・ぬいぐるみの服

ある年の誕生日には娘にせがまれて着せ替えができる人形を作ってみました。

わが家のニーナちゃんはこの本を参照。
今では中古本でしか扱いがないようす・・残念

子どもが小学生となった今では、子供たちの服を作る機会もめっきり減ってしまったため

かわりに娘の人形たちに洋服を作っています。

お人形たちは作った服を文句も言わず着てくれて娘からは感謝され、母の株が上がる

うん、役得です。

パッチワーク

私は手縫い作業が好きですが、中でも最近はパッチワークに傾倒しています。

特に松浦香苗さんの作品は布選びから配色・構成まで本当に美しくて作品を眺めているだけで癒し。

ピースの持つ幾何学的な形の美しさと模様の集合体、布という素材の持つ世界観を掛け合わせると

こうも複雑な用途美が生まれるのか!としみじみします。

私はまだまだそんな域には到達できないけれど

息の長ーい趣味として続けていけたらいいなと思う技法です。

癒しの「運針」

パッチワークに限らず、子供服にいたるまで作品すべてを手縫いで仕上げていた時期がありました。

特に子供たちが小さい頃は何か作ろう!と思い立ったら手縫い一択だったように思います。

手縫い作業はものすごく時間がかかるイメージがありますね。

それでもあえて手縫いという方法を選んでいた最大の利点は

作業音がほぼゼロ!→お昼寝・夜など時間を選ばない

準備が簡単!→材料と道具さえまとめてセットしておけばさっと広げて、さっとしまえる

この2つに尽きます。

子供服を手縫いで作ったよ!などと言うと決まって、

気が遠くなる!!

よくやるねー--!

無理無理(ヾノ・∀・`)ムリムリ…

と言われてしまうのですが

実際、当時は圧倒的に手縫いのほうが作業がはかどったんです。

なぜかというと

  • ようやく寝かしつけた(!)子供をミシンの作業音で起こすことがない
  • スキマ時間にいつでもできる
  • 作業が中断しやすい
  • もし間違えても(よくやる)ほどいたり、やり直したりがしやすい
  • ちょっとおかしなところがあってもごまかしやすい
  • 単純作業のため、無心になれる
  • 短時間でも集中することでリフレッシュできる

・・などメリットもたくさんあるんです。

また、そもそも運針を朝の活動として取り入れている学校もあるように

「針を動かす」という作業には、精神を整える作用もあるように思います。

もともと生真面目で気分転換やリフレッシュが苦手な性格の私です。

今日一日何をしていたと聞かれても、何と答えれば良いのかわからない…

子どもたちがまだ赤ちゃんだった、一息つく時間さえままならなかったあの頃。

針仕事に没頭しているうちは、完全に子供中心の時間軸から解放されていました。

慣れない育児で、自分がしていることの実感が持てずに時間だけがこぼれるように過ぎていく日々の中

無心で針を動かすことで心を整えていたのかもしれません。

細切れの時間でも手を動かしたら一つでも工程が進んで、その少しずつの積み重ねが目に見える形となって一つのものが出来上がる。

とりこぼしていたはずの時間たちが形に変わったようで、とても満たされた気持ちになったのを覚えています。

子育てに家事に、時間を追われているかたへ

「何かを少しづつ作る」という時間を持ってみるのは、良い気分転換になるかもしれませんよ。

ときどきミシン

我が家のミシンは私がまだ実家にいたころ母が買ってくれた、いたって普通のミシンです。

多分そんなに高くもないはず(失礼)のミシンですが、このミシンから本当にいろいろな作品が生まれました。

子供たちの入園・入学の節目では本当にお世話になったミシン。

入園準備ではバッグに座布団カバーにお弁当グッズ

小学校に上がる時には防災頭巾カバーにランドセルカバーまで。

また、自分用のブラウスを作ったことも。

すでに買ってもらってから30年ほどたっており、縫い目がとんだり糸が絡まったりすることもしばしば。

縫っている途中で糸が絡まってしまうと、縫い目をほどくのに一苦労・・・

もともと短気で癇癪を起しやすい私がそんな状況を何度も許せる訳もなく、自然に大抵のものは手縫いですますクセがつきました。

それでもバックなどのある程度の強度が求められるものや、厚地のもの、面積の広い大人用の服などはやはりミシンの力を借りるのが安心です。

世の中いろいろな機能のミシンがありますが、私にはあまり機能が複雑でなくコンパクトなこのミシンくらいがちょうど良い。

最近はめっきり年を取ったのか、気難しいことも多々ある我が家のおばあちゃんミシンですが、買い替えのタイミングもすでに見失っていることもあり、まだしばらくは現役で頑張ってもらおうと思っています。

編み物

ソーイングからは逸れますが

何となく空気が秋めいてくると思い出したかのように毛糸を引っ張り出してくる私。

寒い季節には編み物がしたくなります。

完全に雰囲気です。

セーターなどの大物には手が出ませんが、冬の足元対策のルームソックスや子供用ミトン、お人形のお洋服を作っては満足しています。

小物なら、割とすぐに仕上がるので手が出しやすい。

特に私が最近気に入って編んでいる定番の小物が、このルームソックスです。

  • 規則性のある編み方で編み図が難しくない
  • 編み方を覚えてしまえば考えなくて良い
  • フリーサイズなので大人も子供もOK
  • 簡単な割には凝ったような模様にみえる
  • 単純に暖かい!

材料は100均の毛糸を使っています。

ひとたび軌道に乗ればあとは無心になるばかり

メリヤス地獄という言葉があるように(笑)ただひたすらに編んでいきます。

楽しい・・・

気づけば、ガチガチの肩と背中が完成しています。

編み物をきれいに仕上げるコツは網目を均一にするために力加減を一定に安定させることだと教わりました。

対のものは編み加減によってはサイズ感まで違ってきてしまいます。

紐を編んだら長さが違う!なんてことも私にはよくある話。

それでもなんとかきれいな編み目ができるとやっぱりうれしくて、せっせと編み針を動かします。

手芸と私と母と

私の手芸好きは母からの影響を大きく受けています。

巾着袋に、人形の服、ウォールポケット(!)などなど

作って!とねだったものは、できる限り応えてくれました。

私も子供を授かれたら、きっと色々作ってあげるんだ!と何となく憧れを抱いてきました。

今となってはその憧れを叶えてくれた、子供たちに感謝です。

母は特に編み物が上手です。

まだ父が元気だったころ、家で専業主婦兼父の仕事の事務を担っていた母。

自分の時間はおろか、休む時間さえなかったように思います。

そんな母がある日、お友達同士で編み物教室に通い始めました。

気が付けば、時間さえあれば編み針を動かしている母がいました。

父が大音量でテレビを見ている横で、ひたすらに針を動かす母の姿を当時の私は不思議に思っていました。

忙しいんだから休めばいいのに。

でも今では、そんな母の「ある種の必死さ」がわかるような気がするのです。

子どもがうるさくても、夫が不機嫌でも、なんだか理不尽なことばかりの毎日でも

編み物をしている時間だけは、きっと自分の時間を過ごせているような感覚が持てたのでしょう。

母に言ったらそうだったかしらねぇなんて、言われてしまいそうだけれど。

母は特にニットをよく編んでいて、自分のもの以上に父のものを作ることが多かった。

そしていつもは母の言うことなんてほとんど聞かない父も、母が編んだセーターだけはなぜか黙ってちゃんと外に着てゆくのです。

愛情表現の不器用な父と、普段主張をしない母の不思議な力関係。

今では懐かしい思い出です。

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